謎煮
未だ何料理に分類されるのか分からない謎の料理であるから料理の名前も分からない。この料理は亡くなった母がタイに住んで居た頃に会得したと聞いた事があるのだが、それも定かではない。
私が幼かった頃から、宮田家の食卓には自然な佇まいとして並んでいた。普通におかずの一品として、あまりに普通に存在していたので、私も何の疑いもなく食べていた。しかしながら大人になって周りの人達にこの料理の話をすると、誰もそんなものは食べた事が無いという。そうだったのか。もしやするとこれは宮田家の食卓にしか並ばない謎の料理なのではないか?
まだ私が一人で暮らしていた若い頃にそう気付き、母に作り方と、そもそも何料理なのかを聞いてみたことがあった。作り方はこの後で詳しく解説するとして、母曰く「そんなの知らない」という事だった。どうやらこの料理のオリジナルは、タイに住んでいた頃のタイ人のお手伝いさんが、その時に家にあった食材で適当に作った料理なのだそうだ。それをいたく気に入った母が作り方を教えてもらい手を加え自分でも作るようになったらしい。
それが子である宮田兄弟に伝承し、二人の兄もたまに作っては家族や友人に振舞っていて、すこぶる評判が良いと聞いた。
さて、どんな味なのかと言うと「酸っぱい椎茸の煮物」である。想像がつくだろうか?エスニックな材料は一切使わないのにタイの風景が見えてしまい、一度食べたらクセになる味なのだ。
私が幼かった頃から、宮田家の食卓には自然な佇まいとして並んでいた。普通におかずの一品として、あまりに普通に存在していたので、私も何の疑いもなく食べていた。しかしながら大人になって周りの人達にこの料理の話をすると、誰もそんなものは食べた事が無いという。そうだったのか。もしやするとこれは宮田家の食卓にしか並ばない謎の料理なのではないか?
まだ私が一人で暮らしていた若い頃にそう気付き、母に作り方と、そもそも何料理なのかを聞いてみたことがあった。作り方はこの後で詳しく解説するとして、母曰く「そんなの知らない」という事だった。どうやらこの料理のオリジナルは、タイに住んでいた頃のタイ人のお手伝いさんが、その時に家にあった食材で適当に作った料理なのだそうだ。それをいたく気に入った母が作り方を教えてもらい手を加え自分でも作るようになったらしい。
それが子である宮田兄弟に伝承し、二人の兄もたまに作っては家族や友人に振舞っていて、すこぶる評判が良いと聞いた。
さて、どんな味なのかと言うと「酸っぱい椎茸の煮物」である。想像がつくだろうか?エスニックな材料は一切使わないのにタイの風景が見えてしまい、一度食べたらクセになる味なのだ。
材 料
[ [ 3人分 ] ]
椎茸 | 200 g |
日本酒 | 100 ml |
みりん | 20 ml |
塩 | 少々 |
砂糖 | 適量 |
醤油(甘口) | 50 ml |
レモン | 半分 |
玉ねぎ | 1 個 |
鷹の爪 | 適量 |
工 程
-
Step
椎茸は4等分に切る。
玉葱は椎茸の大きさ程度に切る。 -
Step
切った材料を鍋に入れ、酒とみりんを加えて中火で煮る。
-
Step
しんなりしてきたところで弱火にして醤油、塩、砂糖、鷹の爪、レモン汁を加えて弱火で10分ほど煮る。
-
Step
火から下ろして粗熱が取れたら完成。